日本円と中国元を両替する際の仕組みについてお教えしたいと思います。
まず、日本円と中国元は基本的に両替できないことになっています。
どういうことかと言いますと、中国元は基本的にアメリカドルとしか交換ができません。したがって、日本円を中国元に両替する際には、日本円をドルに換えて、そしてドルを中国元に換えるという2段階の両替になるんです。
両替そのものは、1回でしていますので、直接両替されたように見えるのですが、実は裏では2回の両替をしています。
そのため、日本円からドル、ドルから元、というように2回の両替手数料が発生するんですね。実際は2回の手数料を込んだ金額で両替されるので、1回の手数料のように見えますが。
日本では両替手数料が高いので、2回の両替手数料がかかるためレートが極端に悪くなってしまいます。
中国では両替手数料が安いので、日本で両替するよりも手数料が極端に安くなりますので、両替する場合は中国で両替する方が有利なんですね。
直接両替ができない日本円と中国元ですが、どのようにして変動しているのでしょうか?
実は、中国元は変動しないんです。厳密に言えば、変動するのですが、市場に合わせて自由に変動するのではなく、中国の政府が1ドルに対して●●元、というように管理しながら、変動させていく「管理変動」という制度を使っています。
たとえば、1ドルに対して6元と中国政府が決めたら、政府が変更しない限り、ずっと1ドル=6元なんですね。
日本円とドルは常に変動していますので、日本円とドルの相場によって、中国元と日本円の両替相場が変動するという仕組みです。
簡単に言えば、円高になれば中国元がたくさんもらえる。円安になれば中国元をもらうために日本円がたくさん必要になる。ということですね。
一見すると、日本円と中国元に為替相場があるように思えますが、実はドルを仲介しているんです。
ちなみに、日本から中国へ送金する場合、中国元や日本円で送金ができません。
ドルで送金をして、中国でドルから元に両替しないといけません。面倒ですね。